How to
「エバーフレッシュ」の上手な育て方と日常のお手入れ方法
細く、小さな葉がオシャレで可愛いと人気のエバーフレッシュ。一日の中で葉を開いたり閉じたりして、表情を変えてくれるところも魅力とされています。オシャレで可愛いエバーフレッシュも、比較的簡単なお手入れで長持ちしてくれるものですので、育て方や、お手入れの方法をお伝えさせていだきます。
基本情報
エバーフレッシュ
- 学名
- ・Pithecellobium confertum
- 科目
- マメ科
- 属名
- コヨバ属
- 原産地
- ボリビア、ブラジル
- 別名
- アカサヤネムノキ
- 英名
- Pithecellobium congertum、ever fresh
- 花言葉
- 胸のときめき、歓喜
- 誕生花
エバーフレッシュについて
小さな黄緑色の葉が特徴的なエバーフレッシュ。ボリビアやブラジルなどの中南米を原産地とするマメ科の植物で就眠運動をします。
就眠運動とはエバーフレッシュの面白い特性の一つで夜になると葉を閉じて朝になると葉を開くという動きがあります。
この働きには夜間、葉の乾燥を防いだり、昆虫や草食動物から食べられるのを防ぐ為と言われています。
エバーフレッシュの特徴
華奢な樹形と細かい葉が涼しげな印象のエバーフレッシュはどんなインテリアにもなじみます。
花言葉は「歓喜」や「胸のときめき」で黄緑色の葉をもつ明るい印象のエバーフレッシュにぴったりです。
プレゼントや開店祝いなどにもよく選ばれる観葉植物です。
- 耐寒性2
- 耐暑性7
- 耐陰性5
エバーフレッシュを育てる環境
置き場所
室内
日当たりが良く風通しのいい、環境の変化が少ない場所に置くのが最適です。
エバーフレッシュの最適な温度や置き場所は、20~25℃です。
エアコンや空調の風が直接当たると葉が傷むので、注意してください。
寒さに弱いため室内でも10℃以上で管理するようにしてください。
屋外
気温の高い季節は屋外で管理出来ますが、直射日光で葉焼けを起こすことがあるので、1週間ほどかけてゆっくりと日の当たる量を変えて慣らすようにしてください。
熱帯原産のエバーフレッシュは寒さに弱いため、最低気温が10℃を下回る前に屋内管理に切り替えてください。
温度
エバーフレッシュは熱帯原産のため、栽培温度が10~30℃で暑さに強く、寒さに弱い植物です。
適温は20~25℃のため、気温が高い季節は屋外で管理が可能です。室内でも気温が10℃以下にならないように置き場所には注意してください。5℃以下になると枯れてしまう可能性があるので注意してください。
エバーフレッシュの育て方
水やり
春~夏の生長期は活発に光合成を行うため、水もたくさん必要とします。土の表面が乾燥したら、鉢の底から水が流れ出る位たっぷりと水やりしてください。水切れすると落葉するので注意しましょう。
秋~冬は休眠期のため光合成も鈍化するため、土の渇き方もゆっくりになります。水やりは土の表面が乾燥した2〜3日後を目安にして乾燥気味で管理してください。乾燥気味することで樹液の濃度が高まり耐寒性を上げることができます。
暖房などで室内が乾燥していると、休眠期でも土が乾きやすいので、気温と土の乾燥具合を見ながら、調整してください。
肥料
生長期の春~夏の時期に緩効性の置き肥を2か月に1回与えるか、液体肥料を月に1〜2回与えてください。けではありませんが、肥料を与えることで生長がはやくなり健康に育ちます。
有機肥料は匂いやコバエの発生を招く可能性があるので、化学肥料がオススメです。
冬場は生長が緩慢になるため、肥料は不要です。
日常のメンテナンス
エバーフレッシュは比較的乾燥に弱いため、霧吹きで1日1回葉水をしてやると良いでしょう。 乾燥を防ぐ以外に、ハダニやアブラムシなどの害虫予防にもなります。
剪定(摘心)・切り戻し
エバーフレッシュの剪定時期は春~夏の生長期に行ってください。生長期は新芽も出やすく剪定の傷みも比較的少ないです。 秋以降の気温が低下しはじめた時期の選定は出来るだけ避けるようにしてください。 エバーフレッシュの枝を剪定する場合は、枝の節のふくらみでいる部分<成長点>を探してください。エバーフレッシュの新芽は成長点から出てくるので、その部分を残して剪定するようにしてください。成長点を取り除くと新芽が出なくなることがあるので注意してください。
植替え・鉢替え
植替えは生長期の5月~9月頃が最適ですが、真夏は避けたほうが良いでしょう。
鉢底からエバーフレッシュの根が出ているときは根詰まりを起こしている可能性があるので、植替えてください。
株の周りについた古い土を1/3ぐらい落としてください。土を落とした後、古い根や傷んで黒くなった根を取り除いてください。
植替えの際は以前よりも大きい鉢に植替えますが、大きな鉢に植え替えると植物が大きく育ちます。
植物を大きくしたくない場合は、鉢の大きさは変えずに植え替えるようにしてください。
植替え後は鉢底から水が流れるくらい水をたっぷり与えてください。
エバーフレッシュの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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肥料 | 10 | 30 | ||||||||||
剪定・切り戻し | 20 | 25 | ||||||||||
植替え・鉢替え | 1 | 30 |