How to
「アラレア(ディジゴセカ)」の上手な育て方と日常のお手入れ方法
アラレア(ディジゴセカ)はウコギ科の観葉植物です。特長は細く光沢のあるノコギリの刃のようなギザギザの葉です。個性的な見た目からお部屋や店舗の空間をオシャレに演出します。 今回はアジアンテイストや和モダンのインテリアに特に相性が良いアラレア(ディジゴセカ)についてお伝えいたします。
基本情報
アラレア
学名・Plerandra elegantissima
- 科目
- ウコギ科
- 属名
- プレランドラ属
- 原産地
- ニューカレドニア
- 別名
- ディジゴセカ、モミジバアラリア、ノコギリヤツデ、孔雀木
- 英名
- False aralia、Spider aralia、Threadleaf aralia
- 花言葉
- 繊細、優雅
- 誕生花
- 5月11日
アラレア(ディジゴセカ)について
アラレア(ディジゴセカ)はニューカレドニア固有のウコギ科の観葉植物です。 アラレア(ディジゴセカ)の特徴である細く光沢のあるノコギリの刃のようなギザギザの葉は幼株時に見られ、成長し株が生長すると葉の幅が太くなり、ウコギ科特有のヤツデのような葉をたたえます。
- 耐寒性4
- 耐暑性8
- 耐陰性5
アラレア(ディジゴセカ)を育てる環境
置き場所
室内
アラレア(ディジゴセカ)は日光を好む観葉植物ですが、耐陰性もあるため、室内の明るい場所で管理することができます。しかしながら、日光不足が続くと落葉したり、細く貧弱な株になってしまいます。 窓辺など日光の当たる場所で管理するのが最適です。真夏の直射日光にあたると葉焼けを起こすため、窓際に置く場合は、レースのカーテン越しのやわらかい光の入る、風通しの良い場所で管理してください。 アラレア(ディジゴセカ)は湿潤環境を好むため、エアコンなど空調の風が直接あたると乾燥するため、避けるようにしてください。
屋外
アラレア(ディジゴセカ)は20℃~30℃くらいの気温が最も活発に生長します。暖かい季節は風通しの良い屋外で管理も可能ですが、初めは半日陰の場所に置いて、徐々に日差しに慣らすようにしてください。 気温が高くなる夏は葉焼けの原因となるので直射日光を避けるようにしてください。アラレア(ディジゴセカ)は暑さに強く、寒さにはやや弱い植物です。最低気温が10℃程度になってきたら室内で管理してください。
温度
アラレア(ディジゴセカ)は、耐寒性がありますが、5℃以下ならないように注意してください。 寒さに当たり続けると、落葉してしまうため、なるべく暖かい場所で管理することをオススメします。 冬の窓際は室内であっても冷気が流れ込むので、窓から離した明るい場所で管理してください。 落葉しても、気温が上がる春以降になると回復し、新しい葉をたたえるようになります。
アラレア(ディジゴセカ)の育て方
水やり
春~秋の生長期は土の表面が乾燥したら鉢の底から水が流れ出る位たっぷりと水やりしてください。
冬期は光合成の頻度が減り、必要な水の量が少なくなるため、土が完全に乾燥してから、水が流れ出る位たっぷりと水やりしてください。
植物を乾燥気味に管理することで、樹液濃度が高まり、耐寒性を上げることが出来ます。
冬季は空気が乾燥するので、日常的に葉水をすることでイキイキとした葉を維持することができます。
肥料
アラレア(ディジゴセカ)を育てる上で、肥料が必要というわけではありませんが、肥料を与えることで生長がはやくなり健康に育ちます。
肥料は緩効性の置き肥を与えてください。有機肥料は匂いやコバエの発生を招く可能性があるので、化学肥料がオススメです。
肥料は5月~10月に与えてください。冬場は生長が緩慢になるため、肥料が多すぎると肥料焼けをする可能性があるので注意してください。
日常のメンテナンス
アラレア(ディジゴセカ)は湿潤環境を好みますので、日常的に葉水をしてください。
葉水をすることでイキイキとした葉を維持することができます。また葉水はホコリや汚れを落とす効果があるため、病害虫予防にもなります。
剪定(摘心)・切り戻し
アラレア(ディジゴセカ)の剪定(摘心)の時期は5月~10月に行ってください。最適な時期は4月~5月、9月~10月上旬です。
アラレア(ディジゴセカ)は株が成熟すると葉が太く大きくなり、特徴的なノコギリ状の葉がなくなります。
こまめに摘芯・切り戻しをすることで、新芽から新しい葉を出すようにすることで、細い美しい葉を保つようにしてください。
植替え・鉢替え
アラレア(ディジゴセカ)の植え替えは、5~9月が良いでしょう。5月頃が最適です。 植え替えのタイミングは、1~2年に1回程度が目安です。 植物にとって植え替えはストレスになりますが、生育期に植え替えることで回復が早くなります。株が大きくなりすぎていたり、鉢底から根が出てしまっている時が植え替えのタイミングです。そのままにしておくと、隅々まで栄養が行き渡らなくなり葉の色が悪くなる事があるほか、太い根が鉢を内側から割ってしまうことがあります。 株の周りについた古い土を1/3ぐらい落としてください。土を落とした後、古い根や傷んで黒くなった根を取り除いてください。 植替えの際は以前よりも大きい鉢に植替えますが、大きな鉢に植え替えると植物が大きく育ちます。 植物を大きくしたくない場合は、鉢の大きさは変えずに植え替えるようにしてください。 植替え後は鉢底から水が流れるくらい水をたっぷり与えてください。
アラレア(ディジゴセカ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
肥料 | 20 | 20 | ||||||||||
剪定・切り戻し | 15 | 10 | ||||||||||
植替え・鉢替え | 20 | 25 |