盆栽
初心者歓迎!盆栽をはじめてみませんか?
盆栽と聞くと、なんとなくお年寄りのイメージで古臭い趣味のように感じてしまうかもしれませんが、実は最近「ミニ盆栽」が話題になっています。本格的な盆栽ほど高価で大きなものではなく、和洋どちらにも合わせられるおしゃれなものが多いため初心者でも気軽に始められるところが魅力です。盆栽は、海外でも「BONSAI」として認知され、日本の自然を感じられるものとしてファンも多いです。まさに今、いろいろなところで盆栽人気に火が付き始めています。
そこで今回は、初心者向けの盆栽の始め方や育て方、おすすめの種類などをご紹介していきます。
盆栽とは
まずは、盆栽とは何なのでしょうか?ただ樹木を植えただけでは、「鉢植え」になってしまいますが、盆栽は自分で形を整えて、鉢の中に自然を再現していくのが盆栽です。最近では室内にインテリアとして飾られる「ミニ盆栽」もあるため、手軽に家の中でも四季を感じられるところに魅力を感じる人も多いです。また、長い年月をかけて自分の好きな形にしていくというアート性の高さも魅力の一つと言えます。
盆栽の楽しみ方
盆栽の格式高いイメージとは違い、実は盆栽の育て方にルールはありません。自由に育てて自分の好きな形や、自分のイメージする自然を鉢の中に表現していくというのが盆栽です。種から育てて、長い年月をかけて形作っていくということも可能ですが、気軽に始めたいという方であれば、ある程度育っているものを購入した方が良いでしょう。鉢によって、雰囲気は大きく変わり、和風にも洋風にもなるので鉢選びも楽しみの一つです。思うような形に育てるためにも毎日のお手入れはとても重要です。手間がかかるほど愛着もわき、さらに盆栽へと魅了されていきます。
盆栽の始め方
盆栽を始めるために園芸店でいいなと思う植物を買ってきたとしても、育てていくために何が必要かわからないという方に向けて、揃えておきたいものをご紹介します。
・ハサミ
盆栽と言えば、ハサミで枝をパチパチと切っているシーンを見たことがあるのではないでしょうか。一言にハサミと言っても種類はたくさんありますが、初心者の方であれば太い枝や根を切る盆栽ばさみと、枝先や葉を切る剪定ばさみの2丁は用意しておきたいところです。鉄製のものはさびやすいので使用するたびにお手入れが必要です。ステンレス製のものはさびにくいですが高価になります。
・ピンセット
盆栽用のピンセットであれば、先端部分の内側がギザギザのものと、そうでないものとがあり、葉や芽を摘むときに好みでつかみやすい方を選びましょう。他にも雑草や木に付いた虫を取ったりするときにも役立ちます。
・ジョウロ
剪定よりも大切なのが水やりです。購入してすぐの状態は土が乾いている場合が多いので、必ずジョウロを用意しておきましょう。盆栽用のものもありますが、園芸用のものでも問題ありません。なるべく注ぎ口が細く長くなっているものを選び、水圧で盆栽を傷めないようにしましょう。小さい鉢だからといって、霧吹きで水をあげてしまうと土の中まで水がしみこまないため、メインの水やり道具はジョウロを使うことをおすすめします。
盆栽の育て方
盆栽に必要なのは日々のお手入れです。毎日こまめにお手入れをして、観察し、変化がないか見守ります。また、水やりはとても大切ですがやり過ぎは根腐れを起こすので気を付けましょう。室内で鑑賞するために買ったとは言っても、外気に全く触れずに植物を元気に育てることはできません。必ず外に出して外気に触れさせるようにすることも大切です。
盆栽におすすめの植物
THE GOOD FLOWER JAPANでも盆栽を扱っており、その中でもおすすめのものをご紹介していきます。
・クチナシ
風通しや日当たりもよく、温かい場所を好みますが、日光はあまり強くなくても問題ありません。ただ寒さには弱いため、寒暖差には気を付けましょう。夏ごろには甘く濃厚な香りのする白い色花を咲かせ、受粉すると特徴的な形でオレンジ色の実をつけます。
・シロシタン
日当たりと風通しの良い場所を好みます。水のやりすぎは根腐れを起こすため注意が必要で、特に冬場は土の表面が乾いてから2~3日後に水やりをするようにしましょう。5~6月には白い小さな花が咲き、冬ごろには赤い実がなるのも魅力の一つです。
・シンバク
こちらも日当たりと風通しの良い場所を好みます。ヒノキ科の針葉樹で、盆栽をする人達の間では松に負けないぐらいの人気があります。特に大きくねじれた幹が魅力の一つで、強い曲付けにも耐えられるためいろいろな形の樹形を楽しむことができます。
まとめ
THE GOOD FLOWER JAPANでは、他にも盆栽を取り扱っており、お好みの種類をご購入いただけます。また、初心者の方でどう育てていけばわからないという場合にでも、お気軽にご相談いただければと思います。ぜひ、四季折々の季節の変化を身近に感じ、自分だけの盆栽を作り上げてみてください。