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「フィカス・ベンガレンシス」の上手な育て方と日常のお手入れ方法

深い緑の葉と白く美しい幹のコントラストが美しいフィカス・ベンガレンシス。丈夫で育てやすいフィカス属の1種で、安らぎと調和の象徴である楕円形の葉っぱは、まさに「永久の幸せ」という花言葉を体現しています。まっすぐと幹を伸ばすタイプや、ゆったりとしたカーブに仕立てられたタイプもあり、どんなお部屋にも馴染みやすい植物です。様々なサイズが流通していますが、大きな葉の魅力がより際立つ大鉢サイズのものがおすすめ。今回は丈夫で育てやすく、インテリアグリーンとしてもギフトとしても魅力的なフィカス・ベンガレンシスについて紹介していきます。

基本情報

フィカス・ベンガレンシス

フィカス ベンガレンシス

学名・Ficus benghalensis

科目
クワ科
属名
イチジク属(フィカス属)
原産地
スリランカ、インドなどの熱帯アジア
別名
ベンガルボダイジュ、バンヤンツリー、バンヤンジュ、バンヤンノキ
英名
Benghalensis
花言葉
永久の幸せ、すこやか
誕生花

フィカス・ベンガレンシスについて

東南アジアが原産地のフィカス・ベンガレンシスは、夏に最も生長します。その成長はとても早く、原産地では20~30mほどの木に生長しますが、剪定と植え替えで調整が可能です。まっすぐ綺麗に仕立てたい場合は支柱が必要ですが、あえて曲がった樹形に仕立てたい場合は、幹がまだ柔らかい若い株を選びましょう。

  • 耐寒性3
  • 耐暑性8
  • 耐陰性4

フィカス・ベンガレンシスを育てる環境

置き場所

室内

日光を好むため、葉焼けしない程度にレースのカーテンで遮光できる明るい場所が適切です。耐陰性もありますが、日光に当てる方がより健康に育ちます。風通しの良い場所だとより良いですが、エアコンの風は直接当たると葉が傷んでしまうため注意してください。気温が下がり始める秋~冬の間は冷気が入る窓際から少し内側に置き、日光に当たりづらい場所の場合は週に2、3回ほど日光浴をさせてあげると良いでしょう。

屋外

暖かい春~秋の間は屋外で管理できますが、直射日光だと葉焼けを起こしてしまうため環境に合わせて遮光率を調整してあげてください。屋外での遮光は寒冷紗や遮光ネットなどを使用しましょう。日光を好む植物ではありますが、気温が高いほど葉焼けしやすくなってしまうため、猛暑日や40℃を超える場合は日陰に移してください。

温度

高温に強いフィカス・ベンガレンシスは、20℃以上になるとぐんと生長スピードが上がり、生き生きと育ちます。耐寒性はあまりないため、屋外での管理の場合は10~15℃以下を目安に室内に取り込んであげましょう。また、それくらいの低温になると生長が緩慢になり水を必要としなくなるため、水やりの回数は減らしてください。

フィカス・ベンガレンシスの育て方

水やり

フィカス・ベンガレンシスは熱帯雨林原産のため、高温多湿を好みます。春~秋、特に夏の間は土の表面が乾燥したら水をたくさん与えてあげましょう。鉢底から水が流れ出るくらいを目安にし、鉢皿に溜まった分は根腐れしないようしっかり捨ててください。冬は土の乾きが遅く植物の生長も緩やかになるため、秋から引き続いて同じペースで水やりをすると根腐れを起こし枯れてしまいます。土の表面が乾いたのを確認して2、3日後に十分に与え、空気が乾燥しやすい季節のため葉水で湿度をキープしましょう。

肥料

生長が緩慢になる冬の間は栄養を必要としないため、肥料を与えると肥料やけを起こし枯れてしまう可能性があります。もし肥料を与えて健康に育てたい場合は、10~15℃以下の環境での使用は避け、生長期である春~秋の温暖な季節に与えてあげましょう。また、肥料は生長の過程では必須ではなく、適期でも与えすぎると根が傷んでしまいます。一定のペースで適量を与えつつ、植物の様子を見ながら調整してあげてください。

日常のメンテナンス

乾燥と害虫予防に、1日に1回は霧吹きで葉水をしましょう。葉水の後にティッシュペーパーで葉の表と裏を拭いてあげると、より綺麗に保つことができます。室外での管理ではカイガラムシやハダニが付着することがあり、それらの排泄物をそのままにしておくとすす病と呼ばれる病気により葉に黒い斑点ができてしまいます。そのまま枯れてしまう恐れもあるため、日々葉水をしながら植物を観察する習慣をつけましょう。

剪定(摘心)・切り戻し

生長期は葉が増えすぎて風通しが悪くなることがあります。見栄えを良くするためにも、古くなった葉や長くなりすぎた枝と一緒に剪定してあげましょう。時期は生育期でもある5月中旬~9月中旬が適期ですが、猛暑日は剪定後の回復に負担がかかるため適温の日に行ってください。内側を埋めるように生えている葉を剪定すると通気性が良くなり、育たない枝は生きている部分まで剪定するとそこから新しい枝葉を伸ばします。根元あたりが腐っている場合は元気な部分だけを切り取り、水に挿すことで発根し回復させることができます。フィカス ベンガレンシスの白い樹液は皮膚に付着するとかぶれてしまうことがあるため、作業の際は軍手やゴム手袋を使用してください。また、切り取った枝は挿し木で生長させることができます。増やしたい場合は剪定の際に枝を斜めにカットし、上部の葉を2、3枚だけ残して下の葉は取り除き水に挿してください。

植替え・鉢替え

フィカス・ベンガレンシスの植え替えの適期は、剪定の時同様5月中旬~9月中旬です。暑さに強い植物とはいえ植え替え後の回復に影響するため、猛暑日は避けてください。急激に秋の涼しい気候に変わる年も多いため、梅雨の時期までに済ませておくと安心です。鉢の底から根が伸び出ていたり、水はけが悪かったりした時が植え替えを行う目安です。そのままにしておくと根が栄養や水を吸収しづらくなり、葉が茶色く変色してしまったり、水はけが悪くなり根腐れにつながったりする恐れもあります。植え替える際は株の周りについた古い土を落とし、古い根や黒く傷んだ根は取り除きましょう。2~3年同じ土の場合は新しく栄養のある土に替え、より大きく育てたい場合は鉢もより大きなものに植え替えてください。また、植え替え後の負担を減らすため、生長期であっても植え替え後1、2か月間に肥料を与えることは控えましょう。

フィカス・ベンガレンシスの育て方カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
肥料 15 30
剪定・切り戻し 15 15
植替え・鉢替え 15 15

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