観葉植物
旅行で家を空けるときに大切な4つのポイント
夏と言えば旅行に行ったり、キャンプに行ったりと様々なレジャーが目白押しの季節です。ただ、観葉植物を育てている方にとっては、長期に家を空けるときのお世話が気になりますよね。特に夏の暑い時期はお世話の仕方によって観葉植物が弱ってしまうこともあるので気をつけたいところです。そこで今回は、長期に家を空けるときの注意点についてご紹介させていただこうと思います。
①事前に慣らす
旅行に行くまでに時間がある場合、事前にしておけることもあります。日ごろのお手入れのときから、長期不在に向けて水切れに慣れさせておくことも大切です。毎日お水をあげるのではなく、土が完全に乾ききってから水をたっぷりとあげるようにしておけば、いざ旅行に行くときになっても2、3日であれば水やりをしなくても問題なく過ごすことができます。また、気温にも慣れさせておきたいので普段空調の効いた部屋に置いている場合は、毎日短時間でも暑い部屋に置いて慣れさせておくと安心です。その際、植物の様子をきちんと見て、必要以上に弱っていないかどうかチェックして下さい。
②水やり
一番大切なのは水やりです。水を切らしてしまうと、元気がなくなって、ひどいときには枯れてしまうこともあります。日ごろから乾いた状態に慣れさせていたとしても、4~5日以上になればさすがに水やりなしで過ごすのは難しいです。また真夏は土の乾きも早いので、2~3日でも心配な方は次にご紹介する方法を試してみてください。
・差し込み式給水器
水が入った容器を土に差し込んでおくと、ゆっくりと水がしみだして給水してくれる植物用の給水器です。いろんな種類が販売されており、100均で売られているものやペットボトルの先に付けて差し込めるものなどもあるので手軽に購入できます。ただし、種類によって給水スピードが違うため、事前に使用しておくことをおすすめします。
・底面給水(腰水)
植物の鉢の底に水をためて置き、鉢の底を浸すという方法です。鉢の底にぬれたタオルを敷いておくのも効果的です。ただしこの方法は、真夏の炎天下では水が温まってしまうため、日陰で行うようにしましょう。また、乾燥を好むタイプの観葉植物だと根腐れを起こすこともあるので、注意してください。
③日光
植物は日光を好みます。何日間も日に当たらないと弱るのではないかと心配になる方も多いでしょう。だからと言って、今まで室内で育てていたものを急に外に出すとすぐには順応できないため、いきなり外に置くのはやめましょう。また窓際に置いてしまうと高温になるため、水の蒸発が早まってしまいます。カーテン越しであっても光は感じ取れるので、窓際から離れて、家の中でもなるべく風通しの良い場所へ置いてあげましょう。
④帰って来てからすること
まずは水切れしているかどうかチェックします。全体的にぐったりしている、葉がしおれている、芯が細くなっているなどの症状が出ていたら水切れのサインです。このような時は鉢底から出るぐらいたっぷりの水をあげてください。また葉がしおれているときは葉に直接霧吹きなどで吹き付ける葉水が有効です。それでもまだ、水切れ状態が続く場合は、水を張ったバケツに鉢ごと浸けて、30分ほど放置してみてください。水切れしていたとしても、きちんと対処すれば復活することが多いです。
まとめ
旅行に行く前に、育てている植物が乾燥に強いかどうかを調べておくことも大切です。出かける日数や、植物に合った水やり方法を選んで事前に一度試しておくと良いでしょう。夏場は特に気温も高く、水も蒸発しやすいので給水の処置がとても重要になります。楽しい旅行から帰ってきたときに、元気な観葉植物が出迎えてくれるように、きちんと対処しておきましょう。