観葉植物
虫嫌いの方必見!虫のつきにくい観葉植物5選
夏は植物がぐんぐん育つ時期でもありますが、虫にとっても発生しやすく活発になる時期でもあります。観賞植物にとって虫は大敵であり、育ちが悪くなることや、ひどいときには枯れてしまうこともあります。なにより虫が発生すると観葉植物の美しい見た目も損なわれてしまいます。害虫対策も大切ですが、初めから害虫がつきにくい観葉植物というものもあります。今回は、虫嫌いの方でも安心して育てていただける、虫がつきにくい観葉植物をご紹介させていただきます。
観葉植物につく虫の種類
室内で育てている場合でも害虫は発生します。室内でよく発生する害虫には次のようなものがあります。
ハダニ
クモの一種で、糸を張って植物に寄生します。葉から養分を吸い取っていくため、被害にあうと葉が黄色く変色し、ひどくなると落葉してしまうこともあります。乾燥した場所を好み、温かくなると繁殖スピードが速まるため、被害も広がりやすくなります。
カイガラムシ
体調2mm~10mm程度の小さな昆虫で、樹液を吸って寄生し、ひどいときには植物を枯らしてしまう害虫です。植物に白いベタベタしたものがついていたらそれはカイガラムシの排泄物です。その排泄物によってすす病が発生したり、アブラムシやアリを誘い込んだりしてしまうことがあります。
害虫が発生しにくい観葉植物
一度害虫が発生してしまえば、駆除はとても大変です。害虫が付いたときの駆除や対策は大切ですが、そもそも虫が苦手で見るのも嫌という方もいらっしゃると思います。そんな方にぜひおすすめしたい観葉植物です。
サンスベリア
葉の表面に縞模様があり、オフィスグリーンなどにもよく使われるおしゃれな観葉植物です。乾燥にも強く、空気清浄効果があるとも言われており、環境の変化にも適応しやすいため育てやすいです。害虫は有機土壌を好み繁殖のための場所としますが、サンスベリアは無機物の土でも育てることが可能であるため、害虫が発生しにくくなります。
パキラ
手のひらを広げたような葉を持ち、「発財樹」とも呼ばれて縁起がいいため開店祝いなどで贈られることも多い観葉植物です。また初心者の方でも育てやすいため、非常に人気があります。また、パキラは病害虫に強い植物です。日当たりの良い場所に置いてあげると、よく育ち、虫も寄り付きにくくなります。
ガジュマル
幸福を呼ぶ木という別名を持ち、太い幹が特徴的なガジュマルは、インテリアとしてもおしゃれで人気があります。日当たりを好み、置き場所に気を付けてあげれば元気に育ちます。生命力が強く室内でも生育が可能なため、虫がつきやすい外での生育を避けることにも対応できます。もし虫がついてしまっても対処しやすいところもおすすめです。
モンステラ
切れ込みの入った大きな葉が特徴的で、インテリア性がとても高い観葉植物です。和洋どんな雰囲気にもなじむため、贈り物としても人気があります。また、原産地が熱帯地方であるため暑さにも強いので、これからの季節は育てやすいです。葉が大きいため葉水による害虫防止の効果を得やすく、葉水をきちんとしていれば虫がつく可能性を大幅に低くすることができます。
サボテン
とげを持った多肉植物で、様々な種類があり、見た目も異なるため好みのものを選んで育てるという楽しみがあります。非常に乾燥に強い植物ではあるものの、水やりの仕方が重要で、あまり水をやりすぎても根腐れを起こしてしまうので、土が乾ききったら水をたっぷりあげるようにしましょう。また、害虫は養分のある土や、風通しが悪く湿気がこもりやすい環境を好みます。サボテンの生育はメリハリのある水やりと乾燥がポイントで、養分の少ない土で生長し、害虫の好みに適さないことから虫がつきにくいと言われています。
まとめ
虫は窓から風に乗って入ってくることもあれば、服に付いていることに気付かないまま、持ち帰ってしまうこともあります。正しい水やりができていても、受け皿に溜まった水を放置しているとコバエが発生してしまいます。完璧に防ぐことは難しいですが、溜まった水はしっかり捨て、葉水を毎日、もしくは定期的に行いながら植物をよく観察することで、充分害虫から植物を守ることができますよ。大切な観葉植物を美しく保てるように、ぜひご参考ください。